保育園の協力

保育園の協力

障害があると分かって行動するようになってから、保母さん達が色々な場面で助けてくれました。

保育園の協力

息子のこまぁが通っていたのは近所の昔からある区立の保育園でした。
2歳児クラスから入園し当時は前妻が迎えに行っておりましたが、
3歳児クラスからは朝は私の母親が送りに行き、帰りは私が迎えに行くスタイルになりました。

 

3歳児クラスの途中で息子の遅れが発覚したのですが、それについて担任の保母さんに相談したところ、
親身になってくれました。毎日の連絡帳でのやり取りで日中の息子の様子も分かりますし、
私の気持ちも伝えることができます。

 

卒園まで大変面倒を見てくれてありがたかったです。
今思えば、小学校の先生たちより良くしてくれたような気がしますね。笑

 

また、息子が居たクラスは以前よりパパさん達が仲良くて、一緒にお酒を飲んだり
運動会の父兄によるクラス対抗競争などでは、常に上位になってました。

 

そんな感じで当時は親同士の付き合いがちょこちょこありましたが、現在はほとんど無くなりましたねぇ。笑

 

ケンケンパが出来ない(地域によって呼び名は違うと思いますが)

 

息子の場合、二つの動作を行うことって難しいんです。ケンケンパは言い方の違いはあるにしろ、
だいたいの方がご存知ですよね。片足で円の中をケンケンしてパの部分で足を開く。
自分なりにケンケンをうまくやろうとすると、パの部分をどうすれば良いか忘れちゃうんです。

 

当時、園ではそのケンケンパが流行り、息子も一生懸命やろうとするのだけどあと一歩のところで・・・
と連絡帳に書いてあったので、その日から親に内緒でリビングのフローリングにガムテープでケンケンパ用の
円をあちこちに作りました。笑

 

最初の方はなかなかうまくいきませんが、毎日少しずつでもやると出来ちゃうんです。
これがこの障害を持つ親を苦しめるんです。(うちの場合はですが)

 

そう、本人がやる気がなくても、こちらが根気よく教えると、出来なかったことも出来ちゃうんですよ。
そうなると期待しちゃうんです。

 

(2011.5.29追記)
二つの動作が苦手なのは障害児に良くあることです。
このページではケンケンパですが、その他にも苦手な運動はあります。

 

縄跳び・・・縄を回すと同時にジャンプするという、二つの動作が含まれるため難しい。
水泳・・・クロールの場合、腕の使い方、バタ足の仕方、息継ぎのタイミングなど複数の動作があるので難しい。

 

他にも色々とあると思いますね。

 

ジンギスカン(Dschinghis Khan)のリズムが大好きだった息子

 





運動会か発表会、どちらかだったか忘れてしまいましたが、その際に使われた曲がジンギスカンの曲。
えらく息子がノリノリだったらしく、その時の保母さんがわざわざ息子にだけ、
テープをダビングしてプレゼントしてくれました。
それからしばらくは毎晩聞かされて困った記憶が・・・笑

進路決定・そして卒園へ

何度も区に足を運び、色々と検査も終わりました。ただ、最終的な区が用意した専門医は私が同性と言うことと、
おちゃらけた態度だったからか、普通級+通級を希望している私に、「お父さん諦めも肝心ですよ」や
「こまぁ君は優しく大人しい性格だから、いじめの対象になってしまう可能性があります」とか、
「社会性は普通級じゃなくても身に着きますよ」などなど、どうしても支援級に入れたがってる感じでした。

 

それを保育園の保母さんに伝えたところ、4〜5人集まった保母さん達、怒る怒る!
「一回しかこまぁ君を見てないのに何が分かるんだ!」とか、
「始めての場や始めて会う人の前ではこまぁ君は緊張して力を出せない!」や、
「何かあったら私たちが普段のこまぁ君の様子をキチンと話しますから!」などなど、
たくさんの勇気を保母さん達は私に与えてくれましたね。非常に感謝しています。

(2010年追記)
それから数年経ち、今回、中学入学前の集団行動観察にも行き、改めて感じましたが、
どうもこの場(集団行動観察?)は普通級を希望している人を支援級に入れさせるよう説得する場ですね。笑
今回はこちらが中学の支援級に進むと伝えると、終わるのが早い早い。
後日、区役所にて区側が子供にあった中学を伝えるとのことでしたが、行って改めて○○中学の支援級と伝えると、
「あ、そうですか」と事務的な処理であっという間に終わっちゃう。

 

結局、区側がおススメする中学の名前も教えてくれなかった。
(お役所仕事ってやつですね。笑)

 

そして卒園へ
色々とあった保育園生活でした。入園時には前妻、卒園時には現在の妻・・・複雑ですよね。笑
卒園式は園の小さなホールで行われるのですが、一つ問題が出てきました。
ホールが小さいため参加出来る父兄は一家族二名まで(お父さん、お母さんだけ)。

 

でも、我が家の場合は、私の母親が毎朝保育園に送ってくれたりしていましたので、
嫁と相談して「卒園式の参加は息子の祖父母の二名です」と保母さんに伝えたところ。。

 

なーんと、卒園式の最後の全体練習に私と妻を園が招待してくれました!
セットも送り出す子供達のお別れの言葉も本番と同じです。
そこの父兄席に私と嫁だけが座り、練習でしたが無事に卒園式を見ることができました。
感謝感激です。園長先生をはじめ、各年度の担任の保母さん、みんなに感謝の保育園生活でした。

改めて思うこと

(2011.5.27追記)
今ね、このサイトをリニューアルしていて、改めて当時の状況を読んでみると、
息子のような子の場合は、周りの協力が不可欠だなって思うのね。

 

で、そのためにも私たち親にとって大切なのは「会話」かなぁと。

 

息子が保育園に通っている時は、私は色々な人と「会話」していました。
クラスの担任の保育士さんはもちろんのこと、園長先生、副園長先生などね。

 

もちろん、区側とも何度も話し合い、こちらの希望を伝えましたし、
一方的に言うだけではなく、相手の言い分もちゃんと聞きましたね。

 

そうやって会話のキャッチボールを繰り返すことによって、
コミュニケーションも取れ、結果的にはこちらが望む方向にいってくれたと思います。