東京都のビジネス系の支援学校(地方では現在も養護学校の名称を使うこともある)の場合、
前期(11月)と後期(12月中旬)の二回、受験する機会があります。
ただ、前期と後期の二回受験を実施している学校と、一回のみ(後期)の学校があるので、
これが一番の悩むポイントですね。
ちなみに人気の永福学園は前期は学校推薦で後期が一般受験となります。
2012年度の場合、前期では70名程度が推薦で受験(面接と作文)し、
60名程度が合格したようです。
永福学園は毎年100名の入学者を予定しているので、前期の合格者が60名だったので、
後期の合格者は40名となります。
息子のお友達も前期の推薦で落ちましたが、後期の一般受験で合格しましたので、
二度チャンスがあるということですね。
で、息子が受けたところは、後期の一度切り。落ちたら地元の支援学校。
普通級の生徒ですら、いくつかチャンスがあるのに、それすらない現状にはイライラしましたが。^^;
でも、無事に2013年1月8日の合格発表で、見事、合格してくれたので、
この記事を書いてる時はホッとしています。^^;
入学相談はお昼をまたいで行われるので、親も子も弁当持参でした。
(午後は順番に面接し、終わり次第、流れ解散)
当日は、国語と数学の勉強面のテストが確か各45分程度あったかな。
合間の小休憩時も、親が待機している部屋には戻ってきません。
親はただボーっと待つだけ。
その後、作業、作文と午前は続きました。
作業に関しては今回は手紙をキレイに折り、封筒にいれて真ん中にシールを貼る・・・
って感じのものを結構やったようです。
また、予め決められた郵便番号?と違う手紙を見つけたら、それを正しい番号に直す・・・
って感じのことだったらしい。
この作業内容については、正直、私たち親子には拍子抜け。
もっと、高度な内容を想像していたのね。
手紙をキレイに折って、封筒に入れる作業は、実は中学の宿題で嫌なほど出てたの。
一時期は毎日、30通くらいはあったかな。
あと、指先の細かな作業が苦手な息子だからか、折り紙の鶴を折る宿題も、
親の私が見ても笑ってしまうくらいの数、出てた。
そのおかげで、作業については本人も「出来たぜ!」と自信があったようです。(^^)
作文、これが一番の曲者で、毎年色々なお題について200文字以内で自分の考えを書く。
地元の支援学校の先生も、「ビジネス系を受験するのなら、作文は大切ね」と言うくらい、
都内(他県も?)では重要。
そのため、息子も中学側から数えきれないくらいのお題を出され、それについて「書く」練習を
たくさんしてきましたが、今回のお題はゴミ問題や省エネなどについてだったようです。
ちなみに中学側から出た仮想お題は電車内での携帯電話のマナーとは?とか、
放置自転車についてとか、その辺りをやってたので、本人的には悩んだらしいが、
ギリギリの文字数まで書けたようでした。
それらが終わると、昼食です。
これが唯一、私たち保護者と一緒に過ごせる時間。
うちの場合は、「オイ、どーだったよ?作業は何が出た?数学はどうよ?」なんて軽い感じの
やり取りをしてましたが(笑)、他の子達を見ると、午後の面接(これも最重要ポイント)に向け、
レポート用紙にビッシリと想定質問を書いてあり、それについてうまく回答できるように
練習している子や、親が想定質問を出し、それに答える練習をしている親子、
手を握って「あなたなら大丈夫」と、おまじない?自信を持たせる?って感じのことをしている
親子など様々でした。
息子は勉強面は捨てた!(実際に数学はほとんど出来なかったようだ。笑)
でも、作業と作文、面接でカバーする!って当初述べてたような状況だった。笑
幸いなことに、ビジネス系の受験では国語や数学は
あくまでも参考程度のポイントで、作文や面接、作業が重要ポイントなのが救いでしたね。