無事に支援学校に入学した息子。
フードの授業では一年生の間は作ったお菓子やパンなどを自宅に持ち帰ることが出来ますので、結構な数を持ち帰ってきたりしています。
(その都度、写真を撮ってます。(^^))
さすがに高校生ともなると、先生もハッキリと生徒に障害について話しをします。
また、簡単には就職先が見つからないと言うことも何度も何度も伝えます。
朝は8時30分までの登校となってますが、半強制的?に朝学習(8時〜8時30分くらい)にほぼ全員参加しています。
(もちろん、そんなのはやらない・・・という選択もあり、実際に何名かはギリギリの登校をしています。)
ただ、ほとんどの生徒が参加して自主的に苦手課題に取り組んだりしています。
PCをやる生徒も居れば息子のように漢字検定の問題集を持ち込んでやったりと。
また、学級運営等に関しても生徒の自主性に任せて行い、委員会での配置も誰かが「ジャンケンで」と言い、誰も文句が無いとそれを採用してジャンケンで決める・・・などです。
物流の授業では二人一組のペアでの作業も多く、その場合は各自でペアとなる相手を決めます。
頭の回転の速い子は速攻で自分と同レベル若しくは上と思う友達の元に。
自閉傾向がある生徒は他者とのコミュニケーションが苦手なことから、そんな時はどうしても最後まで残ってしまい、自閉症のお子さん同士がペアになることも。
ペアでの作業は「自分だけ良ければ」の考えを捨て、常にペアの相手のことも考えて行動をしないと先生に注意されます。
(私も学校公開日での様子を見て、先生方が注意しているのを何度となく見ました。)
物流の授業が初体験の生徒達は息子をはじめ口々に「オレは二年になったらフードを選択しようかな」と。笑
宿題はほぼ毎日出てますね。難易度は低いものの、地理などほとんど学んだ記憶になかったものも多くて、結構大変そうですよ。
現在まで4月の入学から7ヶ月くらいが経ちましたが、今のところ物流センター、福祉喫茶、大学の事務補助などを体験しています。
部活動もいくつかあり、入ったらそこでずっと・・・と言う訳でもなく、来年度は違う部活へ・・・などということも普通にあるようです。
現在、息子は陸上部で週に二回ほど活動していますが、他の学校と比べるとあまり力は入れてないかな?ってのが印象的です。
残念なことはといえば、現時点で既に数名は学校に来ない、休みがち・・・という現実があります。
一人の子は私も知っている子で、入学前には「ここに入りたい!」と高校の先生方に宣言してくらいの子。
もちろん生徒や先生も心配はしますが、その事実について「就労にどう影響するか分かるよな?」と、生徒達にうるさいくらい話しをしているようです。
不登校になる生徒、休みがちの生徒、学校を辞めてしまう生徒、これらは何も息子の学校だけの話しではなく、息子の先輩が通う永福学園など他校でもある話しですね。
挨拶も非常に厳しく指導されており、生徒達は自分から先に挨拶をするよう徹底されています。
これは学校公開などの日に行ったことがある人なら良く分かるでしょう。
また、校内で手助けが必要な状況にいる人にも積極的に手伝う姿勢も評価されます。
たまたま息子が廊下を歩いてた時、他学年の知らない先生がたくさんの荷物を抱えて歩くところに遭遇し、「手伝います」と言って荷物を持って指定の場所まで運んだところ、お礼と共に学年と名前を聞かれたようです。(その情報は直ぐに担任の耳に入る)
その場でも喜ばれ感謝される。で、後に担任からも「良い」との評価を得られる。
成功体験の少なかった生徒は、こんなところからも自信に繋がるのですよね。
それからというもの、息子は学校内で積極的に手伝うようになりました。