先生の怠慢・他

先生の怠慢・他

教師として軽率だと思い、ダメオヤジが手紙を出し・・・軽度知的障害児の息子とダメオヤジの日常をリアルに紹介。

先生の怠慢・手紙を渡す

息子の趣味は作詞です。内容はともあれ、続けることが苦手な息子が、唯一続けている趣味です。
現在までに100点弱の詞を書いてますが、これはそんな息子の異変に気付いた時のお話しです。

 

ある晩、今まで裏紙に詞を書いてたものを全て持ち出し、「一枚以外は全部だめだ!捨てる!」と言い出しました。
それまで、「お父さん、いつかネットで載せてよ」なんて言っていた息子が急にそんなことを言い出すなんて、
いくらダメオヤジの私でも「ん?何かあったな」と思いました。

 

なかなか聞いても話したがらない息子に、ちょっと怒り気味に「何があったかちゃんと言わないと分からねーだろ!」と
言うと渋々・・・

 

「○○先生(副担任の先生)が、この一枚は言いが、あとは似たような感じだし、
愛とか恋とかはあまり良くない。<字も間違ってる」
って言うから・・・と。

 

どうもちょっと前より学校でも作詞したモノを発表してたようで、先生方から「じゃあ、このクラスの歌も作ってくれ」と
言われてたみたい。
なるほど、ここ最近、やたら悩んで作詞してたのもそのせいか。
ただ、いくらなんでも言い方ってのがあるだろうと思いましてね。

「じゃあ、そんなこと言う先生にお父さんが怒ってやる」と言うと、
「そんなことしないでくれ」と先生大好きな息子は言う・・・。
普段、学校に関しては嫁さんが先生とやり取りをし、私は一切口出しはしないでいましたが、
今回ばかりは他にも気になることがあり、朝一番で手紙を書いて連絡帳に入れときました。

 

他にも気になることとは、ある日、帰宅した息子に「宿題は?」と聞いたところ、「先生が忙しくてないって」と。
翌日も「忙しいから出さないって」と。(おいおい)

 

そんなことを先生が言ったもんだから、「部屋を片付けろ」と言うと、
「忙しいからあとで!」と言うようになってしまった。笑

 

そんなことも聞いてみたくて手紙を出しました。

 

渡した手紙の一部を抜粋
漢字が間違っているのは分かっているんですよ、内容も愛だ恋だなど好ましくないことも分かっております。
それでも初めて息子が自分の意志で、自分で辞書で調べながら続けている唯一のことなのです。

 

それをなぜ、特別支援教室の先生が否定するような発言をするのは如何なものでしょうか?

 

息子は健常者ではないのですよ。先生方が何気に発した一言をずっと覚えているんですよ。
先生にしてみたら「そんなことは言ってない」ことなのかもしれませんが、
勘違いして受け止めてしまうようなことを言ったのは事実だと思います。

 

健常者と違って息子に自信を持たせるのがいかに大変か本当に分かっていますか?
障害者に自信を持たせるのがいかに重要か御理解してますか?

 

夏休み前、宿題の無い日がありましたが、その理由は「先生が忙しいから」とのことでしたが、
本当にそれは正しいのですか?先生が暇じゃないと宿題は出せないのですか?

 

まぁ、こんな感じです。(ホントはもっと書いてますが。笑)ちなみに私はモンスターじゃないですけどね。笑

 

私から急に手紙が来たので驚いたのか、その日新しくした連絡帳の一ページ目にお詫びの文が記載され、
「今日、直接お詫びしに行く」と。苦笑

 

どうしてもと言うので、仕事を早く片付け、待ってると担任と副担任がやってきて、
作詞については先生方も非常に期待しており、さらに良い詞を書けるように応援のつもりで言ったのだが、
もう少しこまぁ君の気持ちに配慮すれば良かったと。また、「忙しい」を理由に宿題を出さなかったのは、
教師以前に人間として言ってはならないことであったこと、その他複数の件でお詫びをされました。苦笑

 

また「先生、なぜ私が連絡帳にではなく、手紙で渡したか分かりますか?
息子に知られないようにするためなんですよ」「その返事を連絡帳に書くっておかしくないですか?
毎日こまぁはこの連絡帳に書いてるんですよ。」と言うと、なぜ手紙だったのか理解してなかったと。とほほ。
(ちなみに担任は、前の学校で一年間通級クラスを担当し、それ以前は幼稚園の先生だった男性)

 

私としても今回の件を引きずるつもりもないので、「今後は気をつけて下さい」と再度お願いをしました。
で、翌日の早朝には校長から謝罪の電話があり、私の手紙の中に書かれていた不信感は全てその通りだと。笑

 

また、後日、普通級の先生と夜偶然会った際に、「なにやら担任が問題を起こしたようですねぇ。
これからも何かあったら黙ってないでどんどん言った方が良いですからね」と、アドバイスしてくれました。笑

 

どうも、普通級と支援級には見えない溝があるようだ・・・笑

結局のところ。

(2011.5.29追記)
改めて思うと、先生としての経験も大切だけど、やっぱり資質の問題なのかな。
過去の文の中には、新人の女の先生はどうかという記事を書きましたが、
結局のところ、最後はその先生が一番熱心に考え、学校側にも色々と良くするために
訴えてくれました。(ただ、ことごとく拒否されてしまったようですが・・・)

 

そんなこともあり、その先生はほぼ全ての父兄の信頼を得ることができました。

 

逆に私がガンガン言った当時副担任の先生は20年以上のキャリアがありながらも、
そのキャリアが邪魔してしまったのか、こちらの意見に素直に応じることが出来ず、
最後は私を無視するような態度しかとれなかったな。苦笑

 

私も無理難題を言ったわけでもなく、当たり前のことを当たり前に伝えただけ。
で、結果は無視するだけしかできないなんて、ダメダメだよ。
(ダメオヤジに言われるようじゃな・・・笑)