一番理解してもらいたい相手に理解されない辛さは想像以上のものがあります。
意外に旦那さんに「軽度の知的障害とか発達障害、若しくは学習障害等がある」と伝えても、
理解されない場合が多かったりします。
「大丈夫だ!」の一言で片づけられる場合もあります。
「自分もそうだったから、そのうち追い付く」で終わってしまう場合もあります。
酷い場合は、「お前の育て方が悪いからだ!」なんてことも・・・。
本来ですと、子供の事を中心に考えたいところなのに、それに加えなかなか子供の障害を認めてくれないご主人を
説得する悩みもあり、お母さん方の心労は半端ないです。
他のページでも書いてますが、軽度の障害の子の場合、何気に色々なことができます。
挨拶だってちゃんと出来る子は元気に挨拶をします。
勉強だって基本的なことは出来たりします。
障害と伝えなければ周りに気づかれないことも多いです。(うちの息子だってそうです。)
でもね、色々出来ると言っても、やはりそこには障害があります。
教えたことをすぐ忘れちゃう。約束事を守れない。学年が上がるにつれ授業についていけない。
相手の気持ちを考えるのが苦手・・・。
例えばね、会社員のお父さんの場合、子供との触れ合いの時間は朝と夜の帰宅後が一般的だと思いますが、
その時間帯って子供は勉強はしてない場合が多いと思うんだ。
お父さんが休みの休日や祝日の時って、宿題も無かったりしますしね。
そうだとね、障害による勉強面の問題も理解し辛い。
宿題を見てるお母さんがいくらお父さんに説明しても、「お前は心配し過ぎだ!」とかで終わっちゃう場合もあるんです。
まだ小さいうちなら良いのですが、小学校を決める時期にそんな状況だとお母さん方のストレスもマックスになります。
役所からは「早く進路を決めてくれ!」と言われる、医師からも「支援級が妥当」と言われる。
でもご主人からは「問題ないから普通級でいい」と。
子供だって保育園や幼稚園のお友達と同じ学校に行きたいと言う。
お母さん的には普通級はもちろんのこと、通級学級のこと、支援級のことなどを見学に行ったり説明を聞きに行ったり・・・。
色んな事を考え過ぎてイッパイイッパイになっちゃうお母さんは多いの。
子供の問題は、通常は夫婦で話し合って決めるのが一般的だと思うんだけど、
それが出来ない時って辛すぎです。
色々と考えて、友達と仲良く勉強したり遊んでほしいと、普通級を選択したとしても、
役所で呼ばれてあれこれ言われる場合もあります。
ホントはそんな時こそ、ご主人に仕事を休んでもらって同席してほしいと思うのが普通だと思うけど、
それも叶わない。
子供の一生に関わると言っても過言じゃない小学校選択時の苦悩、分かってほしいな。
もちろん、それだけじゃないけど、常にピーンと張った緊張状態、ストレス状態が続くのは身体に良くない。
周りの理解や協力が必要なんです。