軽度知的障害の概要などをダメオヤジなりに説明します。

軽度知的障害とは

 

軽度知的障害とは所謂ボーダーラインの下に位置する障害です。

 

実際問題として、普通っぽく生活もできてしまうので、実の親でもある程度大きくなるまで気づかなかったりする障害です。
幸い我が家は3歳児検診で「ん?」となりまして、そこからかれこれ2009年現在、8年くらい軽度知的障害児の息子とダメオヤジの葛藤が始まりました。

 

アラフォー世代の私の子供の頃を思い出すと、また表現方法が汚いですが、「ちょっと一般の子」とは違う、子供ながらに障害だと思う子がクラスにいました。
(もちろん、子供の頃は「障害?何?」みたいな感じで、勝手に病気と思ってました。)

その他にも一緒に普通に遊んだりスポーツをする友達の中にも、算数だけが苦手な子(今なら学習障害:LD)や、
注意力や集中力と言ったものが苦手な子(今で言うと注意欠陥・多動性障害:AD/HD)、
友達とのコミュニケーションが苦手な子(今なら自閉症やアスペルガー症候群)なんて子がいましたが、
そのような子達と同じような感じなのが、軽度知的障害です。普通の子と同じように悔しくなったり嬉しくなったりする感情もあります。

 

息子に限って言えば、足だけは速い方です。算数も掛け算や割り算は出来ます。
漢字は現在5年生までのを学習しています。

 

ただ、文章問題はダメですね。計算式なら簡単にできるものも、文章で出されると理解できません。
部活も屋外スポーツ部に現在は入っており、ソフトボールやサッカーなどをやってます。
(ルールは理解してませんが)

 

委員会は放送委員となり、自分で持って行ったお気に入りの音楽を流したりしています。
こう書くと、「結構普通じゃん?」と思われる方もいるでしょうが、そこが軽度知的障害の悩みの一つでもあります

 

■知的障害概要■

 

知的な能力(環境適応能力、記憶能力や運動能力、理解能力や思考・判断能力等のことです)が、
その年齢の平均よりもあきらかに遅れ、とどまっている状態のことを知的障害としています。

 

最初に「ん?」と親が感じる時期は、保育園や幼稚園で他の子と比べた時くらいでしょうか。

 

「みんなができることが、うちの子にはできない」

 

これは障害の有無に関係なく、親ならごく当たり前のように比べちゃうものですからね。
(同年代の子供と遊ぶと嫌でも比べちゃいますしね。)

 

また、それらの遅滞が発達期(18歳位まで)に現れ、日常生活や学習面で支障が生じている状態。

 

標準化された知能検査及び発達検査(田中ビネーやWISCVやK-ABCなど)で知能指数 (IQ)が
およそ70程度以下の子が障害と言われているんです。

 

既に障害児と理解して育てている方は分かっていると思いますが、まだ相談や検査を行うか躊躇って「うちの子は・・・」と
悩んでるお父さんやお母さんは、お子さんの言葉の理解や表現の仕方、入学前でしたら漢字の読み書きや
抽象的な概念の理解が不十分だと感じたりしてると思います。でもその判断って凄い難しいんですよね。

 

生活面でも様々な場面で状況判断が苦手だったりして、社会生活への適応が不十分、
若しくはあきらかに困難ではないかと思うこともあるでしょう。

 

ただ、色々と調べると分かることですが、その程度は一人ひとり全然違います。

 

学習によって得た知識や技能が実際の生活に応用されにくかったり、うちの子のように成功経験が少ないことから
様々な活動に取り組む意欲が育ちにくいケースも見られるんです。
(だから、「出来ないことを責めるのではなく、出来ることを褒めてあげて意欲を育てよう!」などと言われてますよね)

 

私の親戚の子も小学校入学前までは満足に字は書けないし、全体的に幼くて、「もしかして一緒か?」なんて思いました。
実際に1年生の最初の頃は誰が見てもそんな感じで、お友達からのイジメの原因でしたが、現在(2年生)は普通に字も書き、
コミュニケーションもとれるようになってました。

 

よく、「その子にとって今は必要がないから喋らない」とか、「歩かない」「覚えない」などと言われますが、
まさにその通りの感じでした。

 
 

 

知能指数による分類

 

●IQ71〜85…境界(ボーダー)領域知能
●IQ51〜70…軽度知的障害←このサイトではこのラインの息子について語ってます。
●IQ36〜50…中度知的障害
●IQ21〜35…重度知的障害
●IQ20未満…最重度知的障害

 

※ただし、どのサイトでも言ってると思いますが、数値は目安にすぎませんからね。
どちらかと言うと生活能力全般をとらえて判断すべきなんですよね。
で、知的障害って大部分において原因は分からないんですよ。

 

胎児及び乳児期に何らかの病的過程が加わったことによって脳の発達が阻害される場合がありますが、
それ以外はほんと闇の中です。そのため、お母さんが旦那さんに責められていたところもありました。

 

うちの場合は、あくまでもたぶんですが、私に問題があると思います。凄い似てるんですよ、
息子の行動と私の子供の頃の行動が。

 

昔は今の時代のように障害に対する意識って凄い低かったと思うんですよ。
だから、当時、私も今の息子が受けてる試験とか受ければ似たような結果が出てたんじゃないかと。苦笑
ちなみに上で書きました病的過程についての一例を紹介しますと・・・

 

【例としてあげられる要因】
●フェニルケトン尿症のような代謝異常や結節性硬化症など病的遺伝子によるもの
●ダウン症などの染色体異常によるもの
●胎児期の母体による感染症(風疹・梅毒・結核・トキソプラズマ等)や栄養障害など
●出生時の脳外傷、脳炎、髄膜炎、仮死産、未熟児
●出生後のヘルペス脳炎感染や一酸化炭素中毒など